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粉じんよる故障や漏電、火災対策

充満する粉じん

充満する粉じん

粉じんが原因の機器の故障や火災事故とは

空気中の浮遊粒子物が原因で事故発生

  • 1
    粉じんによる機械設備の故障や事故が起きている
  • 2
    粉じん爆発、電気機器の漏電、発火の恐れがある
  • 3
    製品の出来上がり品質や生産性悪化がみられることがある
  • 4
    人体への健康被害の恐れは深刻です

粉じんによる事故や災害の原因とは、何か

原因の中で代表的なものとして

粉じん爆発

静電気、漏電で引火

  • 1

    工場や作業場にある制御盤や分電盤に粉じんやオイルミストが付着してしまうことです。

     

    付着により漏電や異常な発熱を引き起こし、発火、火災に至ることです。

    発火の要因は、トラッキング現象です。

    このトラッキングは、盤内に堆積した粉じんが湿気を吸うことで、絶縁体が配線端子間で漏電やショートをおこすことを云います。
    粉じんが電磁スイッチやリレーの動作でわずかな火花(アーク)を浴びると引火することがあります。
    最悪は、盤内火災や粉じん爆発を起こします。

  • 2
    絶縁体が経年劣化してしまうと、電気が本来の経路をハズレて漏電やショートを起こします。
    やっかいなのは通電状態でないのに発火の恐れがあることで、ご家庭の差し込まれたコンセントで発火の危険性があることは、よく知られていると思います。
    また、スイッチボックス等の冷却用のファンの能力低下(フィルターの詰まり)は、内部の電子部品やブレーカーが高温になり本来の機能を失ってしまうこともあります。
  • 3
    製品への粉じん付着は、出来上がりの不良率(歩留まり率)の増加になります。
    生産性や品質悪化の要因となります。
    工場の粉じん爆発はたびたびニュースで報道されています。
    火災や爆発は、多くのけが人が出て生産ラインも止まり大きな損害ともなります。
    工作機械への粉じん付着も装置本来の製作精度を阻害する要因になっています。
  • 4
    健康被害の危険
    粉じんを長期間吸い込むと、「じん肺」などの職業病を引き起こします。じん肺は、回復が難しく、治療は困難と言われています。

 

 

健康被害
浸潤する粉じん
好ましくない作業環境
  • 鉄だって燃える
    鉄粉は、花火の材料になる位よく燃える。
    鉄の塊自体は、燃えませんが 粉になると酸素に触れ、湿気を帯びると酸化熱が発生し
    燃焼します。 戸外に放置された鉄くずも条件が揃うと発火し火事になってしまいます

鉄粉は良く燃える

粉じん対策には法令の決まりごとがあります

労働安全衛生法を中心に「粉じん障害防止規則」では、粉じん作業を行う事業所には局所排気装置の設置や防じん保護具等の使用が義務付けられています。
対策を怠ると行政指導や場合により行政罰の対象になることもあります。

  • 1
    粉じん濃度が高い作業所は、集じん装置や局所排気装置の整備など、粉じん発生源での粉じん対策を行い電気デバイスは設置場所の配慮が必要となります。
  • 2
    可燃性粉じんが堆積しやすい場所は特に危険性が高く、防爆機器の使用や電気設備自体の設置について条件が求められています。
  • 3
    粉じんの多い場所では、「電気設備に関する技術基準を定める省令」および「労働安全衛生法(粉じん障害防止規則)」などの法令で、火災防止や絶縁性能の維持のための厳格な設置基準の規定があります。
     

主な設備設置上の基準のポイントは以下の通りです

絶縁構造と防塵構造(電気設備の基準)として

  • 1
    可燃性のある粉じんや導電性の高い粉じんにより漏電や火災を起こす可能性がある場合は、粉じんが内部に侵入しないような防爆構造の制御盤や機器を選定するようにと義務付けられています。
    ①密閉構造のデバイスの選定されることで、粉じんが内部に侵入しない防じん構造(または防爆構造)の電気設備・器具を使用することが義務付けられています。
    ②分電盤や制御盤を配置する際は、粉じんが充満する場所から離れていること
     
わずかな引火で火災へ
スパークから粉じん爆発へ
  • 2
    配線工事での要件として特に爆発や火災の危険が高い「爆燃性粉じん」がある場所では、金属管の採用が基本で樹脂管は禁止されています*1
    粉じんの性質に適した密閉機器の選定が求められることになります。
    *1電気設備に関する技術基準を定める省令(第68条粉じんの多い場所での施設基準)。

配線工事に関わる規定として

結線で芯部分の金属が見えてしまう(露出)ことは、しない。不燃材や不燃管を通すなど粉じんとの接触や浸潤を防げる密閉対策が求められます。

就労者の安全衛生対策として

就労者の健康障害を防ぐため、粉じんの発生場所に除じん装置の設置と日頃の運用管理が求められます

粉じん対策の基本のまとめ

  • 1
    粉じん発生場所で粉じんを捕集する。吸引機で粉じんを吸い尽くすことです発生源で集塵することです。
  • 2
    工場作業場所から他へ広がらないようにすることです。
    粉じん発生場所から他へ粉じんが拡散しないよう粉じん発生場所を出来る限り密閉することです。
  • 3
    作業者が吸い込まないよう保護具を身に付けることです。
  • 4
    定期的に清掃を行うことです。
    スイッチボックスなどの盤内、ブレーカー、動力機器等の清掃で、端子部や基板周りの粉じん付着は、きれいにとり切りましょう。
    防塵状態(密閉性が確保されている)の確認として盤の扉のパッキンや結線端子部分の絶縁の劣化がないか確認し、必要な対策をしましょう。
    冷却ファン部分のフィルター詰まりは、除去しましょう。
  • 5
    作業者の配置や動線を見直し適切な作業環境に適合する対策をとりましょう。
    作業者が粉じんにまみれた状態で作業とならないよう管理区分1を維持しましょう。
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