マイクロバブルが工場の悪臭や粉塵・排水腐敗を解決
マイクロデザイン
〒153-0043 東京都目黒区東山3-1-15ー4F(田園都市線池尻大橋駅1分)
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休業日 | 土曜・日曜・祝日 |
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シンナー臭や集塵、ミスト対策にマイクロバブル方式を開発
採用した理由を わかりやすく解説しています
「マイクロバブル」については、最近TVや雑誌などでコマーシャルがたくさん流れるようになりました。
このマイクロバブルとは、目に見えないほどの小さな気泡のことです
気泡は、一般に金魚の水槽の中でエアーポンプによってブクブクと発生しているものが身近です。この気泡は、水中から水面に上がりやがて消えていきます。
マイクロバブルは、小さすぎて水中では、浮かび上がるような浮力がなく、水中にとどまっています 一般に水が白く濁ったように見える(ミルキー)と言われスーパー銭湯でおなじみのものです
(圧壊現象)
出典:産業技術総合研究所 つくばセンター 高橋正好氏
気泡の周りに有害物質が吸着されるイメージ
2008年頃より開発に取り組み噴霧して霧状に排出する形状を開発しました。
これを有害排気ガスや微細粒子の粉じんなどの低減、捕集するために役立てられるかと工夫し装置を製品化してきました。
1.粉塵や排出ガスなどとマイクロバブルとが接触する場を設けること
2.接触する時間をできるだけ長くすること
3.接触したマイクロバブルを破裂させ消してしまうこと です
この3点を実現するため装置に反応層という(ドラム状の筒の中)部分を設けています。
さらに接触時間を長くするために反応槽内に竜巻状の流れ(サイクロン状態)を作り接触(ミキシング)させています
最終、反応槽の内側壁面部分にマイクロバブルと有害物質などの粒子物をぶつけて破裂、
分解させています(強制圧壊) 強制圧壊には、電磁的方法やマイクロ波などのやり方がありますが、ぶつけることで 反応を促進させています 排気用ファンに軸流ファン(扇風機状)を使用するのは、回転流で反応槽内にサイクロン状態を起こしミキシングの力を生かすためです。
マイクロバブルをサイクロン状に回転
させ有害物質と接触、撹拌する
有害対象物質の比重値や空気抵抗値などを考え、風速2,5mほどで装置内にサイクロン状態を作り、遠心分離を働かせ側壁、底プレート板等に叩きつけ衝撃を与えることで強制的な分解(圧壊現象)を生じさせられるのではと考えました。
この仕組みを一般産業分野において広く活用が出来る装置の可能性を現在も模索しています
湿式スクラバー、ベンチュリーなどは塗料を水と力ずくで混ぜ合わせています
マイクロバブルと接触した塗料は、シンナー分の有機溶剤が分解処理され塗料の顔料分をスラッジとして回収することができ、シンナーの臭い、悪臭や粉じんの拡散を防止しています
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ベンチュリー方式では、塗料
がヘドロ状態になるまで水で
ジャブジャブに混ぜ込みます
スラッジは乾燥してダクトや
ファンに付着して戸外へ排出
され環境汚染を起こします
下記は、マイクロバブルと塗料がどのような接触をして、どのエリアで反応を起こすのか透明な装置を作りテストを繰り返していました(2009年秋頃)。
塗料のシンナー成分(揮発性有機溶剤)の減少が確認され、つまり悪臭である臭いを低減できることが分かりました
完全無臭、粉じん飛散ゼロにはなりませんが、現在、これに変わる成果を出せる装置はないのではと感じています
赤色の塗料をスプレーガンで噴霧し、装置の中に
白く見えるマイクロバブルと赤色の塗料がサイクロン状態の中で接触し攪拌
装置は、ステンレス製で
中は見えません
普通の水 : マイクロバブル水
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水と塗料は、混じり合わない 塗料は水面に
浮かび さわると、ベトベトです
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水で洗っても取れません 当然でしょうが一般には強力な洗剤で洗うしかありません
排気装置のフィルターは塗料がベトベトに付いてしまい掃除は大変です
マイクロバブルと塗料が接触すると塗料のべたつきが瞬間になくなります パウダーのようにサラッとして指には付きません。
塗料がマイクロバブルで分解され性質が変わったためです
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塗料に粘着性はなく パウダー状態で水で簡単に流せます 臭いは、ほぼ無臭です
トライアルデモ機であらゆるテストを行っています まず、サンプルテストから始めましょう
マイクロバブルにより白濁
塗料、溶剤を投入
粉塵捕集で膨張しています
「当社は、装置開発で、マイクロバブルの研究者、産業技術総合研究所 高橋正好氏の 指導を仰いでいます。参考:独立行政法人 産業技術総合研究所 環境管理部門 高橋正好氏
ホームページ 「小さな泡の不思議な世界」
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