マイクロバブルが工場の悪臭や粉塵・排水腐敗を解決
マイクロデザイン
〒153-0043 東京都目黒区東山3-1-15ー4F(田園都市線池尻大橋駅1分)
営業時間 | 9:00〜17:20 |
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休業日 | 土曜・日曜・祝日 |
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有機溶剤の悪臭対策のためマイクロバブル方式を選ばれました
印刷工場での選定経緯とその後のご感想をレポートしています
困っていらっしゃったこと、経緯:
いくつか工場があるが、ここが 一番規制が 厳しい役所の指導は、ないものの会社として対策をすることは、
コンプライアンスから緊急のテーマと。
郊外にあるが、自主管理で モデル工場のためVOC削減策を目標に掲げ 実施されています。
工場は2棟あり 1棟にはすでに燃焼式を入れられています もろもろコストが高く、これ以上入れることは出来ない、と考えられていました
問題は、工場建屋が大きいこと、天井裏にダクトを入れて外部へ排気しているが、長さが80mで随所に劣化が見られました
印刷機周りは、ある程度被うようにカーテンなどで仕切ってあリますが、就労者から「臭いがきつい」と苦情が再三出ているとのこと
換気が十分でないと考えられ対策が必要でした
排出量を県の基準のPPM値内に納める方法がなかった
選ばれた理由:
ワンフロアー(30m×40m 天井丈15m)がすべて印刷スペースです
そのまま法令上の排風量を計算すると、とてつもない大きな設備を入れなければなりません
印刷機単位で囲い排気処理ができれば良いのだが、カーテンやフードといろいろとやりくりしているもののむずかしい
ラインの再設計を行い、大型のフードやビニールカーテンなど改めて組み直し、レイアウトを工夫し設備には間仕切りもどきを設け、排風量を極力抑える計画
これに対応できる排気設備を検討してたところ候補であった「水しか使わない」
マイクロバブル方式ならと合点した 中和剤や消臭剤も検討したが、これら薬剤を
最終大気へ将来にわたり放出続けることには、理解が得られないと考えられていた
ご感想:
印刷ラインの1ユニットに対し1式を導入し 極力排風量を抑えたい
様子を見ながら悪臭対策を増やして行きたいと、なった
設備の償却に合わせて計画が立てられるので、導入しやすいと思う
印刷系の有機溶剤対策で排気装置として他に選べる選択肢は、ないだろう
印刷の仕上がりに湿度の影響もなく印刷環境にはいい、とのことでした
ご満足 頂けました
ご依頼の主題:
① 工場の有機溶剤排出量を県が定める400ppm
以内に納めたい。県の基準に従うことが会社としての使命です、とのことでした。
② 予算は、○○円で納めたいとのこと。3年前に
燃焼式を入れておりかなりの高額予算となり同じことは 出来ないとのこと。感覚的にご予算は常識の1/3以下でした
現況確認で明らかになったこと:
1.印刷工場全体に有機溶剤臭が蔓延している
2.作業者は、悪臭に耐えられないと不満がある
3.工場建屋は、古く至る所にほころびがみられる
4.印刷機周辺は、プシュプルで換気出来ている
ことですが、ファンは家庭用レベルでとて
も業務で使用するものではなく、取付方は、法
令で定めるものでもありません。悪臭対策には
不十分でした
5.天井にあるダクトは、過去に点検や清掃をされ
ていないため粉塵等の堆積があると判断
6.工場戸外のダクトを支えるやぐらは、サビの
状態がひどく脱落の危険があると感じられた
7.現在どれだけの溶剤が排気処理対象なのかは 不明
とのこと。さらに戸外ダクト排出口箇所での溶剤排
出量は、計量がなく、不明とのこと、でした 8.どちらのメーカーの脱臭装置を入 れれば解決にな
ることにはなりませんとご説明。 ご予算は4倍以上はかかりますと ご案内 9.管理部門や経営陣と現場との認識、受忍限度を超え
る感情問題でかなりの乖離がありました
解決への指針として:
1.果たされたい目標を再確認 これには、外部への排
出基準をクリアーがありますが、隠れいた就労者の
健康への対策も重要です
2.目標を達成するために必要な要件をすべて洗い出し
します
A)ダクトの改修、静圧再計算 B)排気風量の最小
限化・・フードやカーテンでの囲い C)排出風量
の再計算 D)ご使用の有機溶剤、その排出量の
確認
取り組むべき優先順位:
1.就労者の身体の安全を確保されるのが第1であると進言
労働安全衛生法に適合することは 緊急の命題です そのため
2.作業箇所の悪臭対策としては換気を優先されることです
3.換気風量の数値を元に排気処理装置のスペックを算出し直します
4.第2として、工場建屋のほころびの修善で悪臭の漏れを防ぐ対策とします
5.外部排気される有機溶剤物質の低減装置の導入。下準備として発生溶剤量と排出
量の計量、現状の実態把握をおこなうことです
6.ダクトは、大幅にリニューアルが必要で、途中にファンを増設しました
7.印刷工場の設備へのご理解、認識をお持ち頂く必要があります
予算化と年度計画の策定:
印刷工場は、法令を遵守することがありますが、まずは、労基法上の遵守を最優先で進めることになりました。
印刷現場の現況の実態を正確に把握され有機溶剤対策は段階を積む計画と社内での段取りを進められる必要があります