マイクロバブルが工場の悪臭や粉塵・排水腐敗を解決

 マイクロデザイン

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塗装工場|ブースの課題と解決ポイントを解説

悩みが解決した

    
 現場が変わる

.ニオイが消えた

.塗料ミスト、すっきりした

.粉じん飛散が減った

 塗装ブースって? 

危険なシンナー類(有機溶剤)を使う作業場所に必要です

就労者を守るために作業場所を囲う設備「塗装ブース」と言います                            フードや排気装置も含めて言う場合もあり、排気装置は、有害排気を浄化し塗料スラッジを回収する設備もあります。

塗装ブースは、必要ですか

労働安全衛生法義務づけられています。 関係法令や通達等で構造や排気条件、運用方法が詳細に決められています。
従って、法令などに合わない設備は、塗装ブースではありません。

しかし、有害性の少ない塗料への移行や有害排気の浄化装置の開発、作業工程や
動線の見直しで、作業者を保護することも実現されています。

塗装ブースの条件と現実、その解決策

条件は、決められていますが、現場ではうまくいかない現実があります。                   
ポイントは、下記 7点です。 対策しましょう。

ブースがない、有害物が
拡散し危険です

リフトでつり上げ搬入

1.ブースは囲うものです  
  
塗装ミスト、溶剤ガス等に作業者が触れない、浴びないよう作業場所をパネルボードやビニールカーテンなどで囲います。

【現実は】

①.囲いに隙間が多く、排ガスが漏れている    ②.コンベアやリフト、治具設備などで隙間は
  
やむを得ない  
③.塗装対象物の搬入搬出が面倒(壁面へのぶつか
  り
)で壁やカーテンを外している

【解決に向けて】

①.隙間は、パテや添え木を使い塞ぎましょう
②.リフトがある場合は、排出風量を増す
  ビニールカーテンなどを垂らし、隙間を減らし
  ましょう。

③.作業の動線を見直し、レイアウトを変えてみましょう。
  
一様の風の流れ(乱流ではなく)を作りましょう。

大きすぎると換気が大変
 

ビニールカーテン式ブース

2.ブースは出来るだけ小さくします  
  
ブースは、できるだけ小さくした方が良い。
小さければ、設備が小型で済みます

【現実は】

①.ロッカーや棚で仕切っているだけ、ブースがそ
  もそもない工場。コーナー、片隅で作業されて
  いる。
②.大きなスペースに慣れてしまっている。
  塗料ミストが粉じんとなり、工場内粉じんだら
  け、悪臭も拡散しても、毎日のことで慣れてし
  まっている。

【解決に向けて】

①.右は、ビニールブースを取り付けたものです。
  
密閉されず隙間がありますが工場全体に有害物
  が拡散しないようにできます。
②.工場全体を換気をするには、巨大な排気装置
  が必要で大変です

  窓やシャッター開放の
方法がありますが冷暖房や風の吹き込みもあり作業への影
  響は大きいです。
  
ブース内の汚れた空気だけを換気するやり方をぜひ考えてみましょう。

  最低限カーテンで覆う、フードを付けるなどミスト溶剤が拡散しないよう抑え込
  む方法はあります。

外気を入れ換気する


外のきれいな空気を入れましょう

3.ブースに外気を入れ換気します  
  

徹底した換気をしましょう。                
窓やシャッターを開放し換気する方法でも良い。 

【現実は】

①.悪臭が戸外へ出ることを恐れて、窓を締めたま
  まのところが意外に多い。

②.フィルターやファンが目詰まりし、排出出来な
  いので、外気が入ってこない。

【解決に向けて】

①.外の空気を取り込みむため給気装置(ファン)
  を
取り付け強制的に給気を行ないましょう
②.フィルター交換、粉じんの払い落としをする。
  ファンは、スラッジを清掃しましょう。
 

換気する空気の量は、ブースの大きさ、容積により決まってきます。
ブースは
、小さい方が良いでね。
 

 

4.捕捉面とは、頭部をきれいな空気の中に  
  
給気の仕方には、注意があります。ブースの天井からきれいな空気を入れて、作業者の上半身(頭部)が有害排気ガスに包まれないようにします。

 

【現実は】

①.スプレーガンを上下、左右と噴霧するので、ミストまみれになってしまう。
②.生産性を上げるため塗布量を多くするので、塗物からの返りが多い。
③.マスク、めがね しないときもある。

【解決に向けて】

下図は、天井から給気ファンで外気を入れ、ピット式の床下から汚れた空気を排気する構成です。

きれいな空気と有害排気ガスとの境目を「捕捉面」と言います。
有害な排気ガスは、腰から下(捕捉面の下)になりま

汚い空気は、排気口へ押し込むよう給気量を調整します。管理区分の1を取得しましょう。まみれているような管理区分3は、1への改善が義務されています。

立派なブースを入れられても空気の換気が悪いと意味がありません。
溶剤、LPG、油性粉塵などは、空気より比重が重いので排出口は、床下(ピット)に設けると効率的です。

頭の部分はきれいな空気層にある



5.排気の吸入口から外へダクトを通じ排気します  


排気の吸入口は、ブースの下側に設け、ダクトから戸外へ排出します。

【現実は】

①.吸入口は、ありますが、口の大きさが小さい。入り口にフィルターがありその
  フィルターの目詰まりやファンの汚れ付着で排気能力が落ちています。
②.戸外に悪臭や粉じん飛散がるので排気能力を下げています。
③.塗料ミストや溶剤ガスにまみれての作業が見られます。

【解決に向けて】

①.②.③.排気風量が十分確保出来る排気処理を行い、捕捉面を確保しましょう。

下図は、横引き方式の排気で、きれいな空気 Aが後方から送り込まれ、汚れた空気 Bは、左側、前面から外に排気されます。捕捉面は、体の前側になります。

下図ブースの左に排気装置があり捕捉面は、風速が0.5m/s以上で換気されていることと決められています。

換気が悪いと良いブースを入れても価値は、ありません。

外の空気がAからBへと流れる「横引方式」
補足面の風速は、0,5m/Sです。 

ブースは大量の有害ガス、塗料ミストを発生するので、給気量は十分確保してください。排気ダクトは【労働安全衛生法】で、排気口の位置および排出方法が決められています。
 

頭部は、きれいな空気側に
 

6.フードでも捕捉面を意識します 

                       右図は、フードにて有害ガスの排気を行う場合で、同じように上半身部分が有害排気ガスに入らないように捕捉面」を保ちます
排ガスの吸い込み力が弱いとミストが工場内に拡散してしまいます。


排気風量不足が圧倒的に多いのが実情です。

   

濃度サンプル収集
 

管理区分1を取得

7.作業環境測定は大切な義務です 

                       作業環境測定は、塗装ブースの排気量が適切かどうか、有機溶剤の濃度が基準値以内に薄められているかを実態調査し、記録するものです。
危険性の高い物質を扱うため装置性能が安定して保てるよう装置の点検を自主的に行うよう指針が定められています。

作業環境測定は事業者の義務で6ヶ月に1回行います
従業員の安全意識を保つ対策も必要です。

【現実は】

①.やっていないところが多いのが現実です。
②.専任者、組織がない、業務のルーティンになっ
  ていない。
③.事業者含め従業員に安全確保の意識が低い。

 

【解決に向けて】

①.業務の一環として実施するよう、スケジュールに入れましょう。        
  測定に1時間はかかりません。就労者の健康のためです。
②.法令の改定で実施要件が細かくなりました。
  管理区分1を守りましょう。立ち入りでは警告を受ける可能性があり、罰則は
  6ヶ月以下の懲役、または50万円以下の罰金となります。
③.有機溶剤等の使用について注意事項を作業者の見やすい場所に掲示することが
  義務付けられています。

・作業主任者の名前と担当職務の内容
・有機溶剤が人体に与える健康上の害について
・取り扱いの有機溶剤等の区分の表示
休憩等   

労働安全に係わるのでしっかり
理解しましょう

一般的にブースの現状から問題点をまとめると

   1.囲う、ことの不徹底、隙間があること

   2.換気能力(給排気能力)の弱さがあります。

有機溶剤中毒予防規則、粉じん障害防止規則、他    関係法令で仕様は 決められています。

お客さまの事情や都合があるのでしょうが、法令
通りやることが大前提です。
  条件に
合わないのは、ブースや フードとして不
  適格です。

  でも、コストアップや手間がかかる、人材がいない

                                                       どうしたらいいのか?

  実は、問題点を解決すると得られるメリットは
  大きいの
です

塗装ブースからの有害排気について 

排気処理は、とても大切です

工場外へ排出される有害排気ガスの処理をどうしたらいいか、検討が必要で結構やっかいな問題です。 

詳しくは、局所排気のページをご覧下さい。

課題解決されたお客様は

新方式マイクロバブル採用の ジオクリーナで解決された 事例

有機溶剤、塗料ミストを事務員が吸い込んでしまっている

 電気化成部品製作工場(兵庫県)

溶剤は、神経系に最悪です

【現状】
有機溶剤が有害で
換気が必要なことは知っていた。
事務室でクサイと言うのは、まずいと感じていた。


1.作業場所は、囲いはなく開放されていた。
  シャッターを半分開けて対応していた。

2.冷暖房のこともあり、あまり開放したくない

3.設備の増設には、コストと手間がかかるので 
  そのまましていた。

 

 

課題解決の原則と取り組み

【原則】
作業環境には、多種多様な有害物質が含まれている可能性があります。
作業者の作業能率を阻害するばかりか、他の事務職員まで被害が及んでしまいます。
発生源の有害物に作業者がふれないよう又、工場内に拡散しないよう対策が必要で「快適な環境を設け維持する」ことは法令事項です。
やるべきことは作業場所を
囲うことです。

【取り組み】
有害物質への意識、理解が大切です。
コスト増や手間がかかりますが、有害物質の拡散防止は事業継続のためです。 劣悪な職場環境は、就業者の離職や雇用で弊害になります。

作業場所の囲い込みと、その場所の換気をすることになりました 

ブース内にミスト、においがこもっている

機械部品加工工場さま(静岡)

大原則は、換気です

【現状】
1.プッシュプル型ブースでミストや臭いがこもり大変

2.排気ファンの力が弱く、吸い込みが悪い。
    原因は、塗料がフィルターに付着し排気が出来なく
  なっていること。ダクト内に粉じんの堆積も多い。
       付着の塗料が
粉じん化して排出され、隣の畑へ排出
  されている苦情もあった。

 

       

課題解決の原則と取り組み

【原則】
はじめは、ブースにフィルター装置で塗料を捕集するので対策として十分と考えていた。しかし、外部へ有害物質が拡散していると聞いて、排気は、抑えるようにしていた。
徹底した排気対策のあり方、方式を考えなければならない。

【取り組み】
戸外への排出、拡散を抑えることができる装置を検討することとした。

【考え方、選択肢】
 

フィルターで塗料ミストを捕集するか 手軽だが塗料が乾けば、外部へ飛散してしまう
湿式スクラバーで、悪臭を処理するか 悪臭は、水で取れない。悪臭も拡散する
湿式スクラバーで塗料スラッジ処理するか

こまめに網等ですくいあげる、固着剤を使う

課題を解決しました(ユーザー例参考)

8mある排気装置を
リプレイス

リフト式をフードで囲い    プッシュプルに

毎年、随時入れ替え進行中

近隣は住宅と商業施設、農地があり配慮で、悪臭と粉塵飛散をなくすためジオクリーナへの切り替え継続して進めています(静岡2015年から)。

ミストにまみれている問題

自動車・車体整備事業 鈑金塗装さま(埼玉県)

塗料ミストをしっかり捕集
したい?

汚泥の強烈な腐敗臭もする

【現状】

作業者が塗装時に塗料ミストにまみれている。
割りといいブースを設置し10年になる。
ピット下に水を散水するスクラバーを入れ、有機物質の処理を行っている。

しかし、風量不足と装置内部のこまめな清掃は、大変でやりきれていない。

排気能力を上げて、捕捉面をしっかり作れるようにしたいが、外部排気を増やすと近隣が心配。

 

 

 

 

 

 

課題解決の原則と取り組み

【原則】
ばっ気装置・撹拌装置などの臭気防止装置を設置すること、また汚水・雑排水は長時間貯留せずに、速やかに処分することが一般的なガイドラインです。

【取り組み】
ミストが付着しスラッジ化したものは、こまめに削り落とし、水に堆積するスクラバーでは、網等ですくい取るしかありません。
凝固剤を使う場合は、経費負担と廃棄処分など手間がかかりますが、仕事の一部であるという意識をもち実行するしかありません。余裕があれば手軽にオートで捕集できるスラッジ処理装置を検討することも可能です。

新方式のマイクロバブルなら悪臭発生を低減しスラッジ処理を容易にすることが可能です。
スラッジは、生成時に回収できるため排水・汚水処理、浄化槽の悪臭防止に有益です。


 

いかがでしょうか。
「マイクロバブル」は、有害物を瞬間に吸着酸化分解することでお客様工場での解決しにくい問題に答えを出せるとして取り組んでいます。

有害物排出が完全無欠、ゼロになるものではありませんが、課題解決には、新方式のマイクロバブルを採用することで有機溶剤(VOC)の分解除去を期待以上に果せる可能性があります。大幅なコスト削減と運用の手間を省力化させ心地良い作業環境を演出します。

迷ったら、マイクロバブル方式

参考:塗装ブースに関係する法令、補足他 

ブースやフード、排気装置については、子細な法令規定があります。
塗装ブースは労働安全衛生法で設置が義務付けられています。

労働安全衛生法は、「職場における労働者の安全と健康を確保」するため、「快適な職場環境を形成する」目的で立法されています。 実施則として、労働安全衛生規則と有機溶剤予防規則(有機則)等や通達があります。

規制対象は、有機溶剤で50種以上あり第一種、第二種、第三種分類され、第一種が取り扱いの危険性がもっとも高いものです。

2022年5月「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令」が公布され、労働安全衛生規則などの一部が改正されました。

作業環境測定結果が第三管理区分であった事業場には、作業環境の改善措置を実行させるなどをはじめとして、化学物質による労働災害を防止するため実施事項や管理、監督項目が改訂され、2023年4月から逐次施行されます。感想は、項目がより子細になり実行することを促していると感じます。

工場内の規定と近隣環境に関係する法令は、以下の通りです。

 


すべては、健康と安心のために!

補足:塗装ブース必要な風速について  

ブース、フードで必要な風速について

    ブース内の風速は、労働安全衛生法で定められており局所排気装置で有害物を吸引
 し戸外へ排出するときのブース内の風速のことを言います。
 
制御風速と呼んでいますが、作業者が有害物質を吸引しない、有害物に包まれない
 ようにす
るため有害空気は、戸外へ出しましょうということです。

 
風速は、どこで測るのかですが、ブースやフードの形式によって位置が違います。
 
い式
(有害物の発生源がブースの中)ブースの場合は、ブースの入り口(開口
 部)で
フードの場合は、発生する有害物が飛散している最もフードから遠い位置
 となります。

 

  どれ位の風速が必要かは、ブースやフードの形式ごとに法令で定められていていま
  す(
有機溶剤中毒予防規則、粉じん障害防止規則)。

  有機溶剤の場合は
            囲い式ブース0.4m以上/秒

    外付け式上方吸引フード1m以上/秒

    粉じんの場合は
           囲い式フード0.7m以上/秒

      グラインダー用 5m以上/秒などです。

上から床下へのプッシュプル型塗装ブースの制御風速は、平均風速が0.2m/s以上必要です。

この風速を出せる局所排気装置が必要になります。

  注:ブース内の気圧を陽圧か負圧かは、利用用途により変わります

 

       

 

法令:有機溶剤中毒予防規則 
   第二章 設備 (第一種有機溶剤等又は第二種有機溶剤等に係る設備)

   第五条以降に詳しく規定されています。 
   労働安全衛生法等参照

以上

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塗装ブース 排気方法

塗装ブースがそもそも必要なのか?
どのような問題点がるのか?
どんなタイプがいいのか? など疑問点は、たくさんあります。

悪臭 排気処理装置

スクラバーや活性炭などいろいろ試してきている。
大きいのは、コスト面と手間。
課題解決の方法を知りたい。
大変大きな悩みです。

粉じん 捕集

工場内が汚れる、近隣に飛散しているなど、基本の問題点です。
対策は、捕るしかありません。
一番効果的な方法やコスト面を知りたい方が多い。

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